ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2018.2.8 07:12

プライムニュース面白かった!

昨日のBSフジ「プライムニュース」を拝見しました。

4人ともそれぞれの立場や意見を主張していましたが、

やはり一番腑に落ちるというか、納得できるのは

山尾議員のご意見でした。

前向きというか、発展性があるというか、

「これなら議論ができるじゃん」と思わせてくれる。

普段お考えを聞いているからとか、

ゴー宣に来ていただいているからとかでは全くなくて。
司会の反町氏が山尾さんの考えを引き出そうとして
くれているようなところもあって、これは純粋に嬉しかった。

 

自民党の柴山議員が、自衛隊が違憲だという弁護士の多さを

円グラフで見せていました。

多分これで憲法改正の必要性を訴えたかったんだろうけど、

山尾議員すかさず反撃。

「安保法制が違憲だという人はもっといましたよね」

 

全くですよ!

これには爆笑しました。

 

柴山議員はなんというか、言い訳がましいことを

いろいろと言う人だなあという印象。

「私が言ったんではなくてですね」とか、

最初から予防線を張ろうとする言い回しがいやらしい。

また、「要するに」を連呼しているんだけど、

何が言いたいのかさっぱりわからない。

説得力のない弁明に自ら振り回されているかのようで、

最後にはちょっと気の毒にすらなりました。

 

共産党の小池議員は、ゴリゴリの護憲原理主義者で、

こちらは発展性もへったくれもないのですが、

自民党の批判はいちいち的を射ていると感じました。

 

番組終了直前の発言。

自衛隊は違憲だと共産党が言っているじゃないか、という

指摘に対しては、

「それは我々じゃなくて安倍さんが言っている」。

・・・そのとおり。

北朝鮮のミサイルの脅威と我が国のミサイル防衛をどう見るか、

PAC3やイージスアショアについて問われると、

あっさり「軍事技術的には(ミサイルを)落とせないでしょ」。

 

これだけ現実に対する冷静な分析力があるというのに、

護憲という絵空事をなぜ信奉するのだろう。

これが共産党の限界というものか。

 

いずれにしても、個人的には楽しく(!?)番組を

見ておりました。

地上波でもこういう議論をもっと放映してくれたらいいのに。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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